社長!例の件なんですが!

第32回「デジタルガバナンス・コード」

お酒に目が無い社長(60歳)とバリキャリ秘書C子(32歳)の日常会話で、経営陣が押さえておきたいニュースがわかる!

2022.12.12
千鶴子さん

社長!例の件・・・
「デジタルガバナンス・コード」についてです!

ああ、先月の支部総会でも話題になっていて、ちょうど詳しく知りたかったんだよ。
経済産業省の「DX認定」を受けるための基本となるガイドラインだよね。

デジタルガバナンスとは「デジタルによる企業統制(企業統治)」のことで、2020年11月に策定されました。
このデジタルガバナンス、つまり、企業のデジタル化への取り組みを推進・実施している企業を認定する制度が「DX認定制度」になります。
最近、「デジタルガバナンス・コード」が「デジタルガバナンス・コード2.0」に改訂されたんです。

ふむふむ。
しかし、我々のような企業ではすぐには大した成果も出せないし「DX認定」を取得するのは、なかなか大変そうだなぁ。。。

「DX認定」の審査は「デジタルガバナンス・コードの基本的事項に対応し、DX推進の準備が整っていると認められる企業かどうか」の視点で実施されます。
つまり、「あくまでも準備ができているかどうか」を審査するものであり、DXの達成度合いを測るものではないと言うことです。

ですので、まずはDX推進を検討していくためのガイドラインとしてデジタルガバナンス・コードをチェックリストとして活用していくのが良いと思います。

なるほど。

その結果、「DX認定」を受けられれば「DX推進の先進的な取り組みを行う事業者である」と国から認められ、また社名が「DX認定制度 認定事業者一覧」に掲載されますので、会社が積極的にDXを推進しているアピールにもなります。

確かにDX推進をどのように進めていくべきなのか頭を悩ませていたところだし、デジタルガバナンス・コードがチェックリストとして使えるなら助かるな。
その上で「DX認定」が取得できれば、我が社の信用度や企業ブランド力の向上にも繋がりそうだな!

経済産業省が行う施策の中には「DX認定企業」が対象となっているものがあり、そういった施策への応募も可能になります。
ほかにも、「DX投資促進税制」による税額控除が受けられたり、中小企業の場合は、日本政策金融公庫から基準利率より低い利率で融資を受けられることもあるそうです。

そのような支援が受けられるとなると、経営メリットも大きいな。
ところで、企業の取得状況はどうなっているかな?

「DX認定制度」が開始された2020年12月は、たった2件の認定でしたが、2021年は219件、2022年は12月1日までで329件、延べ548件と、認定数が大きく伸びています。
DXを意識して取り組む企業が、急激に増加していると言えますね。

確かにそのようだな。
よし、将来を見据えて、我が社もさっそく「DX認定」の取得に向けて、動きはじめるとしよう!

今回も「Partner's Assist」に、ポイントをまとめたコラムが掲載されていますので、まずはそちらをお読みになってみてはいかがでしょうか。

  経営のヒント|Vol.9「デジタルガバナンス・コード」 | Partner's Bridge (nec.co.jp)

 <概要>
 ・デジタルガバナンスコードの位置づけ(DX認定のための取り組みガイドライン)
 ・デジタルガバナンスコードの概要と2.0での改訂ポイント
 ・DX認定について

おぉ、それは興味深い。さっそく読んでみるとしよう。
千鶴子さん、今回も良い情報をありがとう!

いやーもう師走か。今年も1年たつのが早かったな。そうだ。千鶴子さん、新年にぴったりの日本酒はないかな。
そろそろネットで仕込もうかと思ってるんだが。

そうですね。昔から知っているお酒ですが、富山の勝駒はいかがでしょうか。

https://www.kachikoma.com/

勝駒

とても小さな蔵なので、知る人ぞ知る日本酒ですが、味は間違いないです。
甘みと酸味のバランスがよくて、すっと切れていくような口当たり。。。
あー。飲みたいっ!
・・・あっ。失礼しました。味を思い出したら、つい。。

千鶴子さんがそこまで思い入れのある日本酒なら新年にふさわしそうだな!
よし、早速取り寄せてみよう!

読者の皆さん、今年一年ありがとうございました。

来年もよろしくお願いします!

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