第47回：ファクトリコンピュータ

一体何を悩んでいるのよ、悦男くん。

あら、素晴らしいわね。調子はどうなの？

そうねえ、産業用コンピュータなんてどうかしら？
NECにもファクトリコンピュータがあるわよ。

そもそもエッジコンピューティングって聞いたことある？

エッジコンピューティングっていうのは簡単に言えば、
分散コンピューティングという意味なの。

クラウドにデータを送らず、コンピュータの近くにサーバを配置し
現場でデータの処理や分析をするから、リアルタイム性が高く、
負荷が分散されることで通信の遅延も起こりにくいという特長があるの。

あとはエッジコンピューティングでは、データがローカルで処理されるから外部のネットワークに転送する必要が少なくなるのよ。
だからプライバシーも強化できて、セキュリティに優れているの。

その通り！じゃあエッジコンピューティングについて学んだところで、
つぎは産業用コンピュータについてよ！

あら、たしかにあまり触れたことはなかったかもしれないわね。

産業用コンピュータっていうのは、産業現場で使用される特定の目的や業務に特化したPCのことなの。

産業用コンピュータの市場はこんな感じよ。

実はそんなこともないのよ。

FA分野といって工場、そして物流への採用が50%ほど。
最近は24時間の安定稼働を求める非FA分野、つまり非製造業の分野での
採用も増加していて、残りの50%を占めているの。

ふふ、驚くのはまだ早いわ。NECのファクトリコンピュータには
「長時間連続稼働」も含めて特長が盛り沢山なの。

1つずつ詳しく解説していくわね。

まずは、なんといっても「長期供給」ね。
組み込み向けIoT OS「Windows 10 IoT Enterprise」を採用してることで、OSのバージョンを変えずに長く運用できるから、更新負担も少なく
最長5年間の長期供給を実現しているの。

あら、いい機会だから覚えましょう♪

「Windows 10 IoT Enterprise」とは、Windowsシリーズに属する
組み込みオペレーティングシステムのことなの。

高度なセキュリティ機能・カスタマイズ性が特長よ。
さらに多様なデバイスに対応できる柔軟さとクラウドとの連携が可能な点も魅力なの。

ふふ。いいところに気が付くわね。それが次の特長に繋がってくるの。 

2つ目はまさに「長期保守」よ。供給が停止しても7年間、
延長モデルをご購入いただいた場合には10年間、保守を受け付けているの。

ほかにも、購入時の代金で、複数年ハードウェア保守が可能な3～15年の
保守パックというものもご用意してるのよ。

そうなの。しかも保守拠点は全国に設置してあるから、地方のお客様や
全国に拠点がある企業様にも安心して導入していただけるわ。

ただ、シリーズによって供給・保守受付期間が異なっているから、
そこは要注意よ。

勉強熱心でいい姿勢ね！供給・保守だけを長期間保証されていても、
機能が不十分だったらお話にならないものね。

そこで次の特長よ。3つ目はお待たせの、ずばり「24時間連続稼働」！

長時間連続稼働のために高品質な部品を使っているのは勿論のこと、
ほかにもRAS機能でハードウェア状態を監視できるの。

さらに「イージーメンテナンス」で、交換したい部品があっても
全体を交換する必要はなくて、対象部分だけの交換が可能なのよ。

そうなのよ。
品質検査は部品受け入れから製品出荷まで多く行われているの。

あとは最後の特長に関連するのだけど、全装置に高温環境の
エージング試験なども実施されているのよ。

ふふ、復習が欠かせないわね。

最後の特長は、ずばり「様々な設置環境に対応」していることよ！
ファクトリコンピュータは通常よりも過酷な環境に対応できるの。

その通り。エッジコンピューティングは24時間稼働可能なことに加えて、様々な環境試験と安全性試験を乗り越えて、様々な設置環境に
対応できるからこそ、多様な業界で活躍しているのよ。

それと、NECのPartner's ORIONプロジェクトなら、提案に必要なツール類など、ノウハウが揃っているから、こちらも忘れずチェックしてね。

ファクトリコンピュータ 

ファクトリコンピュータは1985年から販売継続している製品です。信頼性・耐環境性に優れ、長期供給・長期保守・24時間連続運転にも対応。工場における生産ラインの監視制御や、製造装置への組込み用途をはじめとして、公共分野や通信分野・非製造業等幅広く利用されています。

いい心意気ね！私も頑張らなくっちゃ！

もちろんそうよ。今日は母から届いた鹿児島産黒毛和牛をモチベーションに、2km走ろうと思ってるの。

そのために今朝はお米を３合も炊いてきたのよ。今日食べきれるかしら。